個人ブログ おぐのはら森のマルシェ:処暑(しょしょ) 2022.08.23 こんにちは!北部緑地の社長してます京極と申します。今回は二十四節気の処暑(しょしょ)の時期に行われた「おぐのはら森のマルシェ」をレポートします。 8月21日(日)処暑の名の通り、暑さがひと段落した関東では夏を惜しむようなイベントが各所で行われました(処暑は8月23日頃)荒川区内にある都立尾久の原公園でも今年度2回目の森のマルシェが開催され、多くの方が公園に訪れていました。特に今回は夏ならではの夜市や虫探しなど夜の公園を楽しむ仕掛けを用意して、15時から20時までの開催(一部11時から開始)としたため、今まで見たことのなかった公園の顔をいくつも見つけることが出来たようです。 まずはお昼の腹ごなしからと、キッチンカーで買ったブリトーを持って芝生広場へ。雨の予想もあったのですが残暑も和らぎ秋の風も吹く公園はどこも心地よい空間で、子供たちの遊ぶ姿を眺めつつビールをゴクリ。 視線の先にあるのは「段ボールで秘密基地」のイベントブース。センター長の松田さん曰く、イベントだからと言って非日常の遊びを持ってくるのではなく、普段の延長にある遊びをみんなで盛大にやった方が良い!という思いの下、トラック3台分の段ボールを使って子供たちが自由に形をつくって遊びます。指示するノッポさん的な大人も敢えて配置していないので、得体の知れない何かが出来上がりましたが、最後に松田さんの号令の下一斉に壊して片づけたときのエネルギーと一体感はその日一番の盛り上がりでした。 一方都立公園としての夏のサービス「じゃぶじゃぶ池」は通常通り行われており、いつも通りの子供たちの姿が夕方まで見られました。いつもと違うのはここから。マルシェの一角ではこの日のために準備された灯篭に参加者が思い思いの絵を描くイベントが行われ、先ほどまで小さい子が遊んでいたじゃぶじゃぶ池に沢山の灯篭が飾られました。それはどこか遠くの知らない土地に迷い込んだような幻想的な風景で、その周りに座り込んでその風景を楽しむ人の姿と共に今まで見たことのなかった公園の顔を見ることが出来ました。 早くはお昼前から開店しているマルシェではピザやボットドッグなどの軽食とクラフトビールなどのアルコール、かき氷や食べる甘酒などの甘味処などバリエーション豊かな飲食店が並びました。他にも有機野菜販売やクラフトワークショップ、スラックラインなど大人も子供も楽しめるグッズ販売やヨガ体験、介護を相談できるブースなどが並んでいました。老若男女、年齢や来園目的も異なるけれどご近所同士、尾久の原公園を知っているもの同士で何故か会話成立する不思議な光景がそこらかしこで見られました。陽が落ちてからの方がより会話が弾んだ気がしていて、まさに「夜市でわいわい」の狙い通りだと感じました。子供たちも今日ばかりは夜更かしOKとばかりに、大人の会話の横ではしゃいでいる姿もいい景色だなーと感じました。 このような見たことのなかった公園の顔を創ることが出来たのも、運営委員をはじめ多くの方が協力し合い、準備をしてくれたおかけです。当日の心地良い陽気はその努力への最高のご褒美だったのではないでしょうか。また出店者の方が言っていましたが、今回は広報が直前となりほとんど宣伝が出来ていないにもかかわらず、口コミでここまでの人が訪れた地域のポテンシャルを改めて感じたとのこと。宣伝していない分ゆるやかに人が集まってきたので、夜まで飲食販売の食材が持って良かったというお話もありました。たしかに最後まで美味しい食事とお酒が楽しめたことも満足度を高める重要な要素でした。 今回のイベントでは、公園やエリアの持つ可能性を再認識しつつ、公園の日常と非日常をどのように創っていくか、そしてそれらをどのように伝えていくかを考える良い機会となりました。私も前回に引き続きモルック体験コーナーを担当しましたが、日常ではボランティア団体「モルック尾久の原の会」が第1、第3土曜日10時~12時に無料でモルックを楽しむ催しを行っています。これから尾久の原公園でもっと多くの活動が行われたり、区内の別の公園でも違う試みが行われるようになれば更にエリアとしての価値が高まる予感がする最高の一日でした。次回は12月に開催予定ですので、興味が湧いた方は是非お越しください。 尾久の原公園 @おぐのはら森のマルシェ Tweet Share Hatena Pocket RSS feedly Pin it 投稿者: 京極 個人ブログ 四季を感じる暮らし, 街の賑わい 立秋(りっしゅう):二十四節気 前の記事 白露(はくろ):二十四節気 次の記事